※携帯電話機能付きカメラで撮影したので画像が悪い事をお詫び申し上げます。
さて最初に準備するもの。
画像参照です。特筆すべき点は、折れたリップのハチマルにはスプリットリングを付けておいて下さいね。折れた箇所は接着面が出来るだけ大きく残る様に、左右対称に整えておきます。また補修用のリップは3ミリのアクリル板を使います。プラ板、塩ビ板でも大丈夫だとは思いますが、ボクの場合、現場で余った廃材を再利用する為、アクリ板の切れ端を使用しました。また、3ミリという厚みは、ハチマルリップの特徴である『くぼみ』を再現する為に、必要な厚みであります。また、電動ドリルの無い方は、『くぼみ』を形成するのに辛い作業になるかと思われますので、この時点で、諦めた方がよろしいかと思います(涙)。。。頑張れる方は、手作業で頑張って下さい。
それでは作業開始!
見て解る様にアクリル板3ミリ厚。乳白色にした理由は特にありません。廃材です。
適当な場所に鋸目を入れます。
コレはアクリ板をリングに干渉させない為の工程であります。
こんな形になれば干渉しません。ヤスリでエッヂも削ります。
リップの折れていないハチマルから、リップの型を取ります。
リングに干渉しない為の割れ目ちゃんを作ったので、アクリ板とリップがピッタリです。
油性マヂックで書き写すとこんな感じ。両面に書いておくと作業がやり易いかも。
プラノコで切ります。
ここである事に気が付きましたので、カットは中断します。
先にハチマルの特徴の『くぼみ』を形成しちゃいましょう。
アクリ板が大きい方が作業し易いですもんね☆
オリジナルと照らし合わせながら、ヤスリを付けた電動ドリルで削って行きます。尚、このヤスリはホームセンターで400円程で売ってました。くれぐれも削り過ぎに注意デス。削り過ぎてしまうと、オリジナル同様、折れ易いリップになってしまいますよ!(笑)☆
『くぼみ』が完成しましたら、型を抜きます。
プラノコで少しずつカットしていったら失敗は少ないと思います。
マヂックの線を残しておくのがポイントです。(墨残し)
ヤスリで大まかな型を整えます。
細かな仕上げは、本体に接着してからの方がよろしいです。
こんな調子です。
ボクは今後の為に大量生産するので、
こんな感じで下書きしておきます。いくらで売れるかな?なんちゃって☆
いよいよ本体と合体させます。
写真は普通のアロンアロハーですが、接着性能があんまり良くありませんでした。前回接着した接着剤は性能が良く、強度もバッチリでした。釣具屋さんで100円で売ってる、「釣り用強力瞬間接着剤ジョイフルエース」でしたので参考までに。
瞬間接着剤なので、ズレには注意して下さいね。貼り合わせたら数分待って、ヤスリで形を整えます。万が一ずれてしまっても、ここで型を形成し直せばオッケーです。
コレでほぼ完成。オリジナルと並べても遜色ありません。
今回のハチマルは、BEETでしたので、多少リップが重くなっても良さそう。デスので、リップの裏側にもこだわってみました。段差にエポキシを充填し、形を整えてみました。
かなり本格的です。最後は、赤マッキーで着色すれば修復部分がごまかせます。
ラパラCDの赤リップ仕様を真似てみました。
さて肝心の泳ぎですが、ちゃんとダートします。そして、たまにフラツキます。潜り過ぎません。ほぼオリジナルです。厳密に言うと、振りのピッチがオリジナルに比べて若干細かくない様な気がしますが、時と場合でオリジナルと使い分ける事が出来るルアーと考えれば、問題ではないかと思います。また、リップが少々重たくなった分、頭から沈みます。という事は・・・フォールでも喰ってきます。予想外の出来事で、コレにはビックリしました。ハリボテなのにタナボタであります。
また、いろんな泳ぎが楽しめます。
解りづらいですが、リップにTKLMの様な溝をつけてみました。
ダートはしなくなり、早巻きしないとオリジナルに近い泳ぎはしません。という事は・・・シングルフック仕様で、流れのある場所で戦力になるのではないかな?と楽しみにしております。
今後はドリルドとかいろんなリップ形状も楽しんでみようかと企んでおります。
是非、皆さんもチャレンジしてみて下さいね☆
※クレームは絶対受け付けません!
追伸:
バチ抜けハイシーズンなのになにをやってるんだろう???ボクは・・・
でも今夜は何か掴めたかも・・・