挑戦2

michirap

2007年06月03日 20:04

大会会場に向けて出発前に、机の上に置いた2軍のルアーが呼んだ。

錆びたトレブルを付けた淡水仕様のマーゲイがボクの事を呼んだのだった。
「ボクも連れて行ってよ!」・・・と。

エキスパートフックに取り替えTSST第2戦に望む。

今回の大会の作戦は、バチパターン狙い。
最近は、どうもはっきりしないベイトなんだが、メインベイトはバチにしぼる作戦に出る。(だから、マーゲイは眼中に無かった。)

前日のプラで、見事バチポイントを発見。しかも、干潮上げ間近。
プラの結果、5バラシという、次の日に繋がる結果を出してくれた。5バラシの原因はこれ。

写真は、フロントのみ大きなフックだが当日はヤルキのトレブルフックを使用した。

フロントトレブルフックのみのバージョンはホント泳ぎが良い。
中バチそのものの様だ!
表層のレンジキープもヤルキフック仕様で、完全に表層を泳いでくれる。
シングルフックに抵抗のある人は、このフロントのみ仕様でも良いかと。

しかし残念な事に、釣れるルアーなんだが、同時に、バラすルアーでもあった。

ヤルキに付いてくるトレブルフックは軽いので表層レンジキープはしやすいのだが、どうゆう訳か、フロントのみで使用すると、バラしの山を築く。

ココ最近の成績は10ヒット中2ゲットです。

しかし他のルアーと違ってヒットするんです!

しかしバレるんです!

TSST当日もせっかくの60クラスゲットのチャンスをこの理由でバラしました。

喰わすのが良いのか?バレないのが良いのか?
ボクは喰わす方をとる!

あっ、ちなみにトレブルフックはシングルフッカーとして反則技ですが、フロントのみの場合、事故ゼロですので、ボクの中ではセーフです。むしろ、シングル前後仕様より、フロントトレブルのみの方が事故が無い様な気がします。(京浜忍者さん・・・ダメ?)

さて、前日に5バラシした魚の時合を待つ作戦で開始したのだが、60をバラしてから沈黙が続く。しかし、流石メジャーポイント。一番多い時で10人近く並んだ。

背後から艶らしい雰囲気が感じられるので振り返ると、後ろのベンチでアベックがモミモミしてるぢゃないか!ボクがちらちら見るもんだから、さらに激しくモミモミしてるぢゃないか!

そんな感じで、時間だけが過ぎて行く。
水面はにょろにょろしているのだが、いっこうに魚の気配がないのでこのポイントを見切る事にする。時刻は午前1時。橋の下で「よしかずさん」に出会う。ネットではお話しした事があるのだが初対面。流石湾奥アングラー。潮の澄み具合、ベイトの動向を知っています。今度、大会ではなく、お楽しみ釣行でもしましょうね☆

よしかずさんの助言もあり、自分自身も他に良さそうな場所が考えられないので、このポイントで、もう少し粘る事に決めたのだが、潮が動き始めても沈黙を保っていた。今考えると、人的プレッシャーの影響もあったのだろうと思う。

午前2時。移動を決意。
移動先は隅田川筋。
相生橋で水質チェックをしたのだが、予想通り濁っている。
しかし、生命反応が無い訳ではない。

永代橋周辺に移動。
移動途中、弁慶のラーメンを喰らう。

30歳を超えた体には、ギトギトアブラがもたれる。

永代橋周辺と新川では、中バチがにょろにょろ〜っと泳いでいる。喰いのたつ時間になれば釣れる可能性が高いのだが、時合が解らない。満潮は5時という明るい時間帯。時合待ちで、明るくなってから後悔するのが嫌なので移動を決意。

午前3時半、空が明るいできた。

朝マヅメは港湾部と決めていたので、船の科学館ストラクチャー群へと急ぐ。

午前4時、船の科学館周辺で初の光景を目の当たりにする。
赤潮。
こんだけ潮の動きが活発な場所でも赤潮になるんだ。
朝マズメ港湾部狙いの予想が外れた。
太陽が出てきてしまう。
どうするどうする?

やはり、最初に狙いを定めたバチポイントに戻る。
・・・朝マヅメはバチ抜けませんよね(泣)。

諦めようか・・・

しかしこの後、予想外の展開。

小魚の群れが徘徊してるではありませんか!
おやっ?と思って、ベイスラッグでストラクチャー周りを探る。

カケアガリに引っかかったかなと思って竿をあおると、
ヒット〜!

同時にバラし・・・(泣)。。。


でも居るぢゃん(笑)。
しかし、太陽のエネルギーを感じてきた。

太陽が出てきた。
どうするどうする?
バイクですぐの夏ポイントが頭に浮かぶ。

即移動。

先行者あり。
しかし、和竿餌師。

釣果を聞くと、フッコ7本釣れたと言う。
もちろんキープなので、クーラーを覗かせてもらう。

ゲームアングラーにとって、かなりグロい画像ですので、小さめに。

一応、キープ肯定系リリース派なので
「こんなに全部食べれるんですか〜?」
と、強い口調で聞いてみる。

「近所の飲み屋に持って行くと、みんな喜ぶんぢゃよ!
木更津の方で獲れたアイナメよりも旨いぞ!」
の一言で安心。
「みんなに喜んでもらうと魚も喜びますね。」
と、ボクもニッコリ会話する。


時刻は午前5時。
あと一時間しかないが、ココは赤潮の影響が薄いようで生命感バリ。


最初はベイスラで攻めるも無反応。
和竿のおっちゃんもボクに負けじと、餌を落とし込む。

次に昨夜ボクに「連れてって!」と言ったマーゲイで丹念に攻める。
そうするとシーバスの反転。
居るぢゃん居るぢゃん!
時間が無いのに、和竿のおっちゃんとしゃべりながら、ダートアクション、チョンガーステイを繰り返す。・・・とチョンガーでえぐりに入った所をステイするとひっと〜!

おっちゃ〜ん!ヒットしたよ〜!と叫ぶ。

上級者針仕様なので、テンションを弱めない様にファイトするが、タモ網をバイクのメットインに入れっぱなしだった事を思い出した時は、時既に遅し。

和竿のおっちゃんが、タモを持ってボクの背後にスタンバイしていた(爆)☆

ゲットー!

おっちゃんありがとう!コレで坊主は免れた。

京浜忍者は頑張ってんのに、「シングルフックって釣れないぢゃん!」と思ってる人も居るんぢゃないかと考えていた矢先のゲットでホント嬉しい。

しかもボクの大好きなマーゲイ。

エキスパートフック仕様!
(シングルだったらなかなかバレないネ☆)
これで、ストラクチャーでも使えます。

まだまだ釣れそうなので、次を狙う。
残り30分。
と背後から艶らしい雰囲気。アベックか?と振り返ると・・・

「ルアーで釣れるの初めて見たゾ!いやいやお前さんは凄い!」
と和竿のおっちゃんが艶っぽい。

「おっちゃんの和竿だって凄いぢゃん!」
と言ってしまったのが全て間違いだったのだ(泣)。。。

「こりゃワシの手作りなんぢゃ!」
と次から次へと、合計3本も竿を見せられた。

でもコレってかっこ良いよね☆
ボクはこういうの大好きなんで、おっちゃんに食い付いてしまった。

釣り方も教えてくれた(泣)。。。しかし、
晩年の趣味はコレに決定!ダネ☆

という訳で時計を見ると午前6時。
終了〜!

しかし今日の収穫はでかい。
夏のデイゲームが見えてきた。

もしかしたら、アミ攻略の糸口になるのでは?と考えている。

キーワードは『ステイ』。
今週は、夜間のバチを捨て、朝マズメで検証したいと思っている。


いやーしかし、大会上位入賞の方々は鉄板ダネ☆

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